今もなお看護師不足が続いている中で、希望を抱きつつ看護師の資格取得に精を出している方がおられるでしょう。実現可能だと思うからこそ、資格を取るために頑張ろうとするのであり、看護師の資格さえ取れば一生自分の元から資格が離れることはないため、「看護師の資格を持っている限り、一生食べていくのに困らないはずだ」とおっしゃる方も少なくないと思うのです。今の時代は看護師を欲している病院が多いため、看護師不足が目立つ病院で活躍しようという方が増えるのは不自然なことではありません。
　看護師不足は年々厳しくなっている医療の深刻な状況を象徴しています。こういう時代だからこそ、看護師としての手腕を発揮するべきだとおっしゃる方がいるでしょうし、看護の力が世の中を救うことは決して大げさなことではないのです。病気やけがの患者を救いたいという気持ちが強い方ならば、迷わず看護師の道を目指すでしょうし、その道の先には看護の力で救われていく患者の姿があるはずだと信じることが、前へ進む原動力になるでしょう。
困った人が居ればすかさず手を差し伸べていくという姿勢を持つことは、看護師として抱くべき考えであり、看護師の原型を形作る根源となることが考えられるのです。人によっては、理屈抜きで看護の仕事が好きなのでしょうし、そういった人にとって看護の力を活かそうとすることは条件反射のように作用するものなのでしょう。
社会の人材における需要と供給がバランスよく行われる日が訪れることを強く願います。